強迫性狂愛
「もちろん、迅も行くし…百花ちゃんのご両親に何か持っていこうかと思ってるんだけど」

「私の両親にですか?」

「うん、どういったものが好きなのかな」

「えっと…私の両親はですね」


功さんにお母さんは綺麗なお花が大好きなことと、お父さんは釣りが好きなことを話した。

そうしたら、お土産を一緒に選びに行こうかと話されて、すごく嬉しい気持ちになった。



「――…お土産とは関係ないんですけど、聞いてもいいですか?」

「ん?なにかな」


功さんなら、聞きやすいし…聞いてもいいよね?


「どうして、迅は私を…側におくんでしょうか…」


今更聞いたところで何も解決しないこともわかってる。


だけど、今はなんとなく確かな理由が欲しかった。


私を側におく、理由が知りたい。

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