強迫性狂愛
「百花?」


「やめて…」


「風邪をひく」


「………」


「百花」


「眠れない、の…」


「………」


「眠れないの、あの日から」



瞼を閉じれば、思い浮かぶのは燃え盛る炎。



「あの日から…恐くて、眠れない……」


あの光景を思い出しただけで言いようのない不安に囚われてしまう。

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