強迫性狂愛




「転入生?」

「うん、そう」


2学期が始まってしばらく経ったある日。

功さんと海斗が今日来る転入生について話をしていた。


「このクラスにくるってことは何かしから情報が上がってくるはずなんだけど」

「?」

「何も…情報がないんだよね」


独り言ののように呟く功さんにおそるおそる尋ねてみた。


「…それって、何かまずいんですか?」

「いや、俺も今日聞いたから。ちょっと驚いてて」

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