強迫性狂愛
「てゆーかさ」

「はい」

「覚えてねぇの?」

「はい?」

「病院で会ったじゃん」


病院…?


「………」

「俺、印象薄いかな」

「もしかして…お茶の人ですか?」

「そ、お茶の人」


そう言って、金髪の隙間から覗く瞳が優しく細められた。

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