強迫性狂愛
「あ、私このチーズケーキもう1個食べたいな。いい?」


迅の視線から逃げるように、側にいた紅にケーキの乗っていたお皿を渡した。


「太るわよ」

「いいの」


一瞬のうちに紅と笑いあってから、紅茶に手を伸ばした。


喉に流し込んだ紅茶は、不思議なくらい甘く感じた。

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