強迫性狂愛
「迅は?嬉しくないの?」

「俺か?まぁ、そうだな。嬉しい…な」

「……私何かお祝いしてあげる!」

「何の祝いだ?」

「迅の体が少しでもよくなったお祝いに決まってるよ」


この時ついてでた、『お祝い』の言葉は別に、意図していた訳じゃなかった。


ただ、本当に嬉しいから。


何かしてあげたかった。


私を側に置いてくれる迅に、何かしてあげたかった。


ただ、それだけだった。

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