強迫性狂愛
「…次の授業は出ようね?」

「あぁ」

「ふふっ…」


迅の逞しい腕に抱きついて、頬を緩ませた。

幸せ。

迅の匂いに包まれているこのふわふわとした時間が大好き。


「百花、今日は帰りに寄るところがある」

「そうなの?どこ?」

「あぁ」

「どこ?」

「行けばわかる。百花も付き合え」

「はぁい」


そのまま、迅の顔を見上げたまま話していると


「んっ…」


自然な流れのまま、唇を深く重ね合わせた。

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