強迫性狂愛
次の日の日曜日――…



「おはよ」

「……あぁ」


寝起きの迅は、本当に猫みたい。

くしゃくしゃの髪と、開いたかと思うと閉じていく瞳に思わず笑みが零れた。

肘をついて、迅を見つめているとそっと頭を引き寄せられた。


「どうしたの?」


迅の胸元に頭を乗せられて少しだけ顔を上げた。


「…行くか」

「どこに?」


思わず顔を上げて、きょとんと迅を見つめれば


朝日に濡れた優しい笑顔を返された。

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