強迫性狂愛





「ただいま…」





あれから――…



翔くんと川原で少し話をした後、おいしいアイスクリームを寒いのに、元気だせって一緒に食べた。


空を見上げれば、どんよりとしていて、今にも雪が降ってきそうだった。


…まるで、私の心みたい、と思わず笑った。


靴を脱ごうとすると



「百花」



ゆっくりと振り返った先には



「迅……」



愛おしい…人がそこにいた。
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