強迫性狂愛



「え……?」



迅、が?私に会いたいって…


嬉しくなるような言葉に、ほんの少しだけ迅のことを見ると



「なんかね、やっぱりまだ百花さんがいないと体調が悪くなるみたいで……今夜は迅の疲れを取ってあげてね?百花さん」



柚香さんの唇が怪しく赤く光る。


まるで…


夜伽を命じられた――…愛人のようで。



「なんだそれ」



翔くんの言葉に、体がビクッと反応した。
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