強迫性狂愛
紅はクラス一緒かな。


黒澤迅は、できることなら別なクラスがいい。


絶対いやだ。


家だけで充分だよ…。


綺麗な窓を眺めながら、先生の後を静かについていく。



たどり着いたのは、廊下の奥にある、一つの教室。

赤眼鏡の先生はクルリ、と私の方を向いて


「今までとは、勝手も違うとは思うけれど…。あまり周りに迷惑を掛けないように気をつけて下さいね」


「はぁ…」


なんか、変な先生…。

< 53 / 745 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop