強迫性狂愛
「このままでいい」

「え?授業できないよ?」

「………」


突然、席を立ったかと思うとそのまま、私の手を引いて教室を出て行こうとする迅に思わず引きずられてしまう。


「ちょ……っ、カバンっ」

「大丈夫だ」

「なにが…って離してよ!」


手を離そうとする私を無視して、異常に綺麗な廊下を抜けた先の一つの部屋に連れ込まれた。


「ここ…?」

「図書室だ」

「こんなに狭い?」


鷹城学園ならもっと大きな図書館ありそうなのに。
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