強迫性狂愛

溢れ出る想い


――…


次の日の朝は、すっきりとしない自分の心とは裏腹に、晴れ渡る青空だった。



「百花は?」



食事を軽く済ませてから、百花の傍にいる紅に話しかけた。



「まだ、お目覚めになりません…」



もう学園に行く時間だ。



「わかった。紅、悪いが頼んだ」


「黒澤様は?行かれるのですか?」


「あぁ」



話を聞きたい奴がいるからな。


俺は腕時計を確認してから、颯爽と車に乗り込んだ。
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