強迫性狂愛
「……っうぅ―…」


「お前のことが、誰よりも心配なんだ」


「っふ、あぁ…」


「だから、やめてくれ…」



迅の切なさを含んだ言葉に、思わず声を押し殺して、唇を噛んだ。


迅が苦しむ必要なんてない…


私が…


わたし…



「迅……っ」


「なんだ」


「私……迅のこと憎みたくない……苦しいの…、やだよ…」


「あぁ…俺もだ」


「………」


「百花が苦しいのは、いやだ」



パチン、と何かがはじけたみたいに、自分の心が変わっていくのがわかる。


私が苦しいのは、迅も苦しい。


だったら…
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