強迫性狂愛
お母さんは、意識不明の状態から、意識を取り戻した時には


ほとんどの記憶を失っていた。


そのサポートを、翔くんのお父さんが願い出た。


最初は、反対した。けれど…


翔くんのお父さんのお母さんに対する気持ちが痛いほどわかって…今では、翔くんのお父さんに任せている。


月に1度は、私と迅も顔を出しに行く。


お母さんは、とてもうれしそうに翔くんのお父さんのことを話す。


胸が痛まないわけじゃないけれど…お母さんも翔くんのお父さんも、千華家の欲望に巻き込まれたのだと思うと、お父さんには申し訳ないけれど、2人を温かく見守ってあげたくなった。


お父さんは…
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