強迫性狂愛
体が軽い…


一体、何だ…?


もしかして、病気が治った、のか…?



――いや、そんなはずはない。


先日の定期健診では、また薬を増やされるところをなんとか凌いだばかりだ。



――…俺は、腕の中にいる百花を見つめたまま抱きあげる手に力を籠めた。

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