強迫性狂愛
苦しい


いや……


こわい……っ!!


誰か、助けて……




「――百花っ」


遠くから聞こえてきた声に、ハッと目を覚ますと


ここは……?


「――…迅…?」


家に、帰ってきてたんだ…。

周りを見渡せば、最近では見慣れてしまった天井。


「すごい汗だな。今タオルを持ってくる」


スッと側にあるイスから立ち上がろうとした迅に


「いやっ!!行かないで!!」


咄嗟に迅の手を掴んでいた。

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