強迫性狂愛
「ねぇ……」

「あぁ」

「あのね、どうして…」


どうして、私を――…


聞こうと思っていた言葉を思わず飲み込んでしまった。


優しく、私の前髪をかき上げながら優しく手を這わす迅に、


なんでなんだろう…どうしても、聞くことができなくて


「ど、どうして…夜、私と一緒に寝てるの?」


そう、これも聞きたかったことの一つ。

寝るときは確かに一人のはずなのに、絶対朝起きると迅が私を抱きしめて眠っている。


あれ、すごく心臓に悪い。

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