悪魔な天使
今日は席替えして初めての授業
いつもよりみんなのテンションが高い。
「おはよう真琴」
「ちーちゃんおはよ~」
「ふふっ…」
「え?!何この子!急に笑い始めたんだけど!」
「ぃやぁ、ちょっと授業が楽しみでねぇ」
二ノ宮瞬くん、どんな人なんだろ?
昨日の夜は楽しみであんまり眠れなかったな…
「…まさかちーちゃん、瞬くんのこと好きになったとか?!」
「そ、そんなんじゃないよ!だって話したこともないし!」
「でも、気になってはいるんでしょ??」
「…うん……」
「キャーッ!ちーちゃんが恋する寸前だぁ!応援するからねっ!」
「だからまだ好きな訳じゃ…!」
その時だった。
ガラガラ
「おぅ、おはよー」
二ノ宮…瞬くんだ。
「あ、瞬くんおはよー!」
「お、おはよー…」
全身に電撃が走ったんじゃないかって思った。
二ノ宮瞬くんを見ただけで、
フワフワした気持ちになる。
「あれぇ?ちーちゃんどうしたの??顔赤いよぉ?」
「そ、そんなこと…!」
無いわけ無いなぁ。
だって熱いもん。
「瞬くん、天使みたいだよねぇ!!」
「うんっ!フワフワしてて、可愛くて…って違う違う!」
「え?何が違うの~?」
そう言って、私をからかう真琴。
「あ、浩平くん来たよ。」
「えっ?!浩平!?どこどこ!?」
「嘘~!」
からかった仕返し~
真琴には田中浩平くんという
彼氏がいて、学校のみんなが知ってるほど
ラブラブなんです!
「ちーちゃんがいじめる~!」
「ごめんごめん!」