木漏れ日
―――授業中


あ~~、ヤベ。
早速眠たい…。
だってよ、5時間目って眠くね?
しかもこの席、いい具合に日差しが当たって、気持ちいい…。

そして、ゆっくりと俺は眠りについた――…。

どれくらいか経ってから、
「小林くん、起きて。当てられてる」

小さな声が聞こえた。
その声で、目覚める。

「小林、問いの6、答えなさい」
「は、え、えーっと…」

んだこれ、わっかんねぇ!

と、その時、小宮がバレないように俺にノートを見せる。

「えっと、20です」
「正解だ。座っていいぞ」

ふー、一安心。

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