咲かない桜が咲くまで
昔の私ならどうでも良かったのに…
春にあってから…すべてが


変わってしまった…

嫌われたくない物ができてしまった
私はお母さん以外の人を
好きになってしまった

「迷惑だと思うならぁー
別れればぁ〜?」
「えっ…」

揺らいだ…由莉奈の言葉に揺らいだ…

「そうですね…」
病気は迷惑をかける
よく知ってることだった…

また私は一人ぼっちになるの?
『今まで一人だったじゃない』
そう考えれば、別れるなんて容易かった

後日、いつも通り迎えに来てくれた
春と玲也…それに結季と蓮…
私は昼休みに、春に話があると言った
「?…分かった」春は首を傾げ
私の横を歩いた



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