咲かない桜が咲くまで
私は蓮を突き飛ばし
急いで口を拭いた…
口がぞわっとする…
「そんなに嫌かよ…」
「蓮君…」
「いっつもそうだった…俺が我慢して
春はいつも得をしていた…」
「蓮…」
「どうして。俺ばっか我慢しなきゃ
いけないんだよ...」
切なそうなその声は
春の胸にも私の胸にも響いた
急いで口を拭いた…
口がぞわっとする…
「そんなに嫌かよ…」
「蓮君…」
「いっつもそうだった…俺が我慢して
春はいつも得をしていた…」
「蓮…」
「どうして。俺ばっか我慢しなきゃ
いけないんだよ...」
切なそうなその声は
春の胸にも私の胸にも響いた