研修の夜
「よし、明日も早いし、そろそろ寝るか」
「うん、そうだね」
「明日絶対に優勝しような」
時間もいい時間だった。できるリーダーのおかげなのか、こんな時間まで練習するなんて、なかなか意識の高いグループだと思う。
ただ、明日で勝負が決まるから準備にはかなり力を入れているとはいえ、睡眠時間も大切だと分かっている。みんなはテキストや筆記用具を片付け始めていた。
あーぁ、もう少し嶋田くんと話したかったのに、みんな部屋に帰っちゃうのか。……って、こんな浮かれたことを考えているのは私くらいか。
残念だけど嶋田くんもみんなに同意して「じゃあ解散」と言ってしまい、みんな研修室から出ていくのでどうしようもない。
正直まだ全然眠れそうもないんだけどな。でも部屋に戻ったらもう寝るしかないし。
「私、まだ目が冴えてるから、もう少しだけ復習してから部屋に戻るよ。ここの項目苦手だからちゃんと覚えちゃう」
一緒に部屋に戻る途中、やっぱりと思って北村ちゃんにそう言った。
「わかった。でもあんまり無理しちゃダメよ」
「うん、ありがとう」
こうして私はひとりでさっきの研修室に戻った。
「うん、そうだね」
「明日絶対に優勝しような」
時間もいい時間だった。できるリーダーのおかげなのか、こんな時間まで練習するなんて、なかなか意識の高いグループだと思う。
ただ、明日で勝負が決まるから準備にはかなり力を入れているとはいえ、睡眠時間も大切だと分かっている。みんなはテキストや筆記用具を片付け始めていた。
あーぁ、もう少し嶋田くんと話したかったのに、みんな部屋に帰っちゃうのか。……って、こんな浮かれたことを考えているのは私くらいか。
残念だけど嶋田くんもみんなに同意して「じゃあ解散」と言ってしまい、みんな研修室から出ていくのでどうしようもない。
正直まだ全然眠れそうもないんだけどな。でも部屋に戻ったらもう寝るしかないし。
「私、まだ目が冴えてるから、もう少しだけ復習してから部屋に戻るよ。ここの項目苦手だからちゃんと覚えちゃう」
一緒に部屋に戻る途中、やっぱりと思って北村ちゃんにそう言った。
「わかった。でもあんまり無理しちゃダメよ」
「うん、ありがとう」
こうして私はひとりでさっきの研修室に戻った。