王子様、模様。
「……乃ー!莉乃!」
「え、あ。
ごめん;;なに??」
危ない、危ない。
今、完全トリップしてた。。
「もー、だから!
当分、ママ日本に帰れないから莉乃もコッチにおいでっていってんの!」
「……ん…??」
母上様??
今なんと、仰いましたか…?
「てか、もうこっちに来る手続きは済ましといたから、今日の夜の便に乗りなさい。」
「ちょっと待ってよ!
学校は??どーすればいいの!?」
「学校には辞めるって手紙だしといたわ。」
「え。ウソ……」
「ホント!んじゃ、そっちに明貴(アキ)って言う私のマネージャー送っといたから、ソイツに着いていきなさい。」
「ちょっ、お母さ「ツ-、ツ-…」
私の耳にはお母さんの声では無く、ただ虚しく響くだけの機会音だった。