王子様、模様。





そして、私は生きてるか分からない程ボーっとして昼を過ごした。。




そして、夕方になり家のインターホンが鳴った。




「…はい……。」




暗い顔のまま、扉を開けた。




「どーも!瑠璃さんのマネージャーの明貴です!」




瑠璃は私のお母さんの名前。




そして、ヤケにお母さんのマネージャーはテンションが高くてイラッとしてしまう私。




「あれ??なにか不機嫌ですね…;;」




「アンタのそのテンションだよ!」って言いたい気持ちを押し込めて、無言で部屋の中に入っていった私。




「え、あの…??
入ります、お邪魔しますっ!」




そう、お辞儀して入って来た明貴さん。




「行きましょう。」




昼の間、無意識のうちに荷物を纏めていたらしい私。。




それを、持って明貴さんの前に行くと。。




「お持ちします。
重たいでしょうし!」




そう言い、すんなりと荷物を私から奪っていった明貴さん。。




「では、行きましょー!」




呆然としている私に、そう言ってくる明貴さん。





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