王子様、模様。





今は、空港でエレベールに入る為の手続きをしてくれている明貴さんを椅子に座り待っている私。




そして、女の子が群がっているのを見つけた。。




「何事…??」




「「ウィル様ー!」」
「キャー!レイン様ー!!」




どこかしらの芸能人か??と思い、その女子の群れに視線を向けていた。




そして顔が見えた。




「……ウィル…何故私服なんだ。。」




「だって、俺正装嫌いだしー??」




「……好きとか嫌いで決めるな…」


「あー、ハイハイ。
いっつも無口なのになんでこう言うときだけペラペラ喋んのさ。。」




「なんか言ったか」


「別にー、」




正装してる人の服の襟辺りに付いてる紋章なんか見覚えあるような……??




まあ、いいか。




「喉乾いたなー、明貴さんまだかな??」




ちょっと、自販機で飲み物買ってこよーっと。






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