悪者彼氏さん達のお話

授業というのは
真面目に受けていれば

案外早く終わる気がする

気だけだけど


「なーるーちゃん♪」

昼休みに入って早速開かれるドアと
聞き覚えのある声

「葵先輩…」

「なる?」

「朱芽!…先輩」

さすがに学校じゃ…ね?

「俺の時と反応の差が」

すいません、葵先輩

好きの差です。


「何気に酷いよ。それ」

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