秘密*恋ゴコロ
ふん、これ言われたら終わりだろう。


自意識過剰女にとって、
自分が振られたことは、一生の恥。

だから、わざと耳元で言ってやったんだ。



「お前なぁっ!!」


美幸先輩は、そう言いながら、
細い手を伸ばして私を殴ろうとする。


うっ、もうダメだ。


そう思って、目をつぶったけどーー...

どこも痛みが感じられない。
それどころか、体はぴんぴんしている。
< 171 / 267 >

この作品をシェア

pagetop