秘密*恋ゴコロ
「春樹、うっさい。」
小声で、ボソッと、
思ったことを言っただけなのに、
ーー…春樹の耳には、届いてしまった。
春樹の可愛らしい顔が、
みるみる怒りへ満ちて行く。
「うるさいのは、そっちだし。
てめぇに言われる筋合い、ねぇんだよ。
いっつも、香織と、ベタベタしてて。
学校が恋愛禁止なの、知ってるよね?
本当は、こうちゃん、
香織のことが好きなんじゃないの?」
小声で、ボソッと、
思ったことを言っただけなのに、
ーー…春樹の耳には、届いてしまった。
春樹の可愛らしい顔が、
みるみる怒りへ満ちて行く。
「うるさいのは、そっちだし。
てめぇに言われる筋合い、ねぇんだよ。
いっつも、香織と、ベタベタしてて。
学校が恋愛禁止なの、知ってるよね?
本当は、こうちゃん、
香織のことが好きなんじゃないの?」