秘密*恋ゴコロ
だから、購買部へ逃げようとしたんだ。

それなのに、
私の足の動きは止まってしまった。
それは、飯野先輩が、私の手を引っ張っていたから。



「せ、先輩?手、離してください。」


「嫌だ。」


「だって、購買部に行けないですよ?」


「行かなくていい。」



そういうと、飯野先輩は、
私の手を引っ張りながら、ソファに座らせた。
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