秘密*恋ゴコロ
「おい。

香織、泣いてるのか?」



そう、私は泣いてるのー...

だけど、そんな簡単に、泣いてることは認めない。



「泣いてなんかないっ!!

この目から流れ出すものは、水だし!!

水じゃなければ、海水、もしくは塩水!!」



そう言い終わると、飯野先輩は、笑いだし、抱きしめていた手を離した。
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