天使が空から、降りてきた。
ん?でも、私、天使だから、別に、
ご飯食べなくても、生きていけるし。
生活費って、何がかかるんだろう?
右も左もわからない人間界に、
私一人、放り出すなんて、パパは、
なんて、ひどい天使なんだ~。
!??あれっ?
「パパ…、どうして、ここにいるの??」
パパに、怒られるかも…やばい…。
「パパが、ひどい天使だって?」
パパ、聞いてたんだ、怖い目で見てるよ。
なんか、嫌な空気。
「ねっ、ねぇ、パパ、私、天使だから、
ご飯食べなくても、生きれるから…
そんなに、お金…かからないよね?」
そんな、私の質問に、パパの目がキラリとひかって、
急に笑い出した。なんで???
「わっはっはっはっ、マリナの設定は、
人間界の設定にしておいた。その方が、修行に
なるからな。だから、一日に三度、ご飯を
食べないと、お腹が空く。」
「えっ~~、そんな設定いらない!
設定変えて、ねっ、お願い、パパ。」
「だめ。」
私のお願いは、空しく、きっぱり、パパに断られた。
はぁ~。