天使が空から、降りてきた。
「はい、お父さんか、お母さんのどちらかに
お願いできないですか?」
「保証人…。保証人がいないと、
住めないんですか?」
「はい、住めないです。」
「私、今日の夜から、住みたいんですけど…。
無理ですか?私、この世界に知り合いいないんです!
なんとかして下さい!!」
お金は、あるから問題ないと思うのに…。
私は、そう思いながら、意地悪な事を言う
目の前の人を、じっと、見つめた。
「無理ですね。保証人がいれば、今日からでも、
住めますけどね。きまりが、ありますから。
どうしますか?」
こんなに、私が困ってるのに、
なんて、冷静な人だろう。私は、机の横の
観葉植物をいじりながら、そんな事を
思った。
「ありがとう…。」
そこに居ても仕方がない。
明らめる事にした…。
あ~あ…。