【完】アタシは3代目。



「今日の誕生日パーティーですが、組長は出席なさいますよね?」



竜弐が遠慮がちに聞いてきた。


あたしのお父さんは凄く忙しい人で、組のみんなの誕生日パーティーにはなかなか参加出来なかった。



娘であるあたしの誕生日もだけど。



だから竜弐は、それを気にしてるんだと思う。



「お父さんのことは、アタシもよくわかんない。ナツと仁の誕生日だから、参加してくれると思うけど…。決めつけられないしね…」



アタシ的には、ナツと仁の二十歳の誕生日だから、お父さんには参加してもらいたいって、思う。



でも、忙しいのは仕方ないよね。



大門組の組長だしね。


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