【完】アタシは3代目。


これ以上、ここに居られたらあたし、どうなるかわからない。


「由摩!いい加減にしろ」


「大くんは、がさつ女の身方になるの?」


「だったら?」


そう大地が言うと、桜庭さんは泣き出してしまった。


迷惑、だよ。。。


「桜庭さん。本当に、帰ってください。これ以上貴方がココにいると、あたしが手を出してしまいそう」


「わかったわよ。今日は、帰ってやるわ!」


そう言って、そそくさと出ていった。


「咲、大丈夫か?」


大地はそう言って、あたしの頭を撫でようとしてきた。


「触らないで!お願いだから、一人にして…」


「でも…」


「早く出ていって!これはアタシからの、命令よ!」


そう言うと、大地は出ていった。


あたしは大地が出ていくのを確認すると、バカみたいに泣いてしまった。


何もかも、信じられないよ…。


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