【完】アタシは3代目。
なんて、思ってもないことを言ったら…
「はぁ!?何言ってんだよ!!咲は俺の女だ。他の誰にもやらねえ」
やっぱり、狸寝入りしていたみたい。
「うるさい!狸寝入り野郎。早くこっから出ていけ」
「はぁ!?お前にずっと付きっきりだったのは、誰だと思ってんだよ」
大地が言い終わると同時に、あたしは布団を頭まで被った。
「布団から出てこい」
「嫌よ!!」
こんなに偉そうなのに、ずっと居てくれたんだ…。
もっともーっと、好きになっちゃうじゃんかぁ。
「早く出てこい」
そう言って、大地はあたしの布団を引っ張った。
油断してたあたしは、すごくビックリした。