【完】アタシは3代目。
もう、何もかもテンパってる。
「大地、今日は一緒にいよ?…ダメかな?」
年に1回のことだしね。
あたしは夜だけじゃなくて、朝も昼も一緒に居たかったのに。
って、あたしらしくない!
「ふふっ。今日は珍しく、超素直じゃん。…すげぇ、可愛い」
そ、その言葉にその顔は、反則です。
「バカッ」
あたしは恥ずかしくなって、布団を頭まで隠した。
「ふーん。じゃあ俺は、部屋に戻るぞ?」
えっ!?そんなのヤダ。
あたしは大地が部屋を出る前に、大地に抱き付いた。
「一人ヤダ。大地といる」
「言うと思った」
そのまま大地はあたしの方を向き、あたしの頬を触った。