【完】アタシは3代目。
「うわっ!!」
飛び起きたあたしの目の前には、般若のような顔をしたあたしのクラスの担任。
通称、おハゲっちょ。
本名は、みんなおハゲっちょって呼んでるから知らない。
さっきからあたしを説教してるみたいなんだど、それよりも頭の輝きが気になって話聞く気にならない。
まぁ、元々聞く気なんて、一切ないけどね。
「大門聞いてんのか?授業中にて、しかも俺の授業で居眠りなんて、百万年早いぞ!」
「百万年後なんて、おハゲっちょ死んでるでしょ。てか、さっきから眩しいんだけど。目ぇ、チカチカするんだけど」
窓側の席の人ぉ。
カーテン閉めてください。
日光がおハゲっちょの貧しい頭に反射して、チカチカするんだけど。
笑いこらえるのに必死なんだけど!!