【完】アタシは3代目。


あたしは暫く、縁側に座っていた。


「ゆり、こんなとこにいたのか」


後ろから声がしたから振り返ってみると、仁兄ちゃんが立っていた。


「さっきまで、咲姉ちゃんと一緒にいたんだ。
それよりもこの服、あたしに似合う?咲姉ちゃんに貰ったんだぁ♪」

「おぅ!めちゃくちゃ可愛いと思うぞ!さすがゆりだな〜。まぁでも、咲には負けるな。アイツは大門組で、一番可愛いしな。ゆり、俺の女にならねぇか?」


咲姉ちゃんが可愛いのは、知ってるって!


別にわかってること、言わなくてもいいのになぁ…。


それよりも、


仁兄ちゃん、いつもとテンションが違う。


完全に酔っちゃってるな。



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