【完】アタシは3代目。
◆大門組新人子分
アタシはお父さんの部屋に寄る前に、洗面所に行った。
良かった。目ぇ、腫れてなかったぁ。
「よしっ。行くぞぉ」
アタシは自分の頬を叩いて、お父さんの部屋に向かった。
「お父さん、アタシだよ。入るね」
「咲か。いいぞ」
アタシはそっと、お父さんの部屋に入った。
「咲。ここに座れ」
いや、待って。
座れって言われても、お父さんの目の前に座ってる人が衝撃的すぎて、足が動かないんだけど…。
「咲。早く座れ!」
「はいぃぃ…」
「俺が咲に紹介したかったのが、都築大地だ。今日から俺の子分になることになった」
「はぁあ゛あ゛あ゛あ゛!?どう言うこと?」
「こういうこと」