【完】アタシは3代目。
キーンコーンカーンコーン
「ギリギリセーフだね…。咲、足早すぎるよ…」
「ハアハア…。カノンこそ、早いじゃん」
「大門、東(アズマ)。早く自分の席につけ!」
えっ。
もうおハゲっちょ来てたのかよ…。
「あー。相変わらず、光ってるね。ココ」
そう言ってカノンは、自分の頭を指差した。
「確かに…。早く座ろ。おハゲっちょ怒ってるよ」
「本当だ!」
おハゲっちょ。
ひとつだけ言わせてくれ。
あたしの席からおハゲっちょを見ると、丁度光ってるんだけど…。