【完】アタシは3代目。



「ルカ…。ルカが前、歩いてよぉ…」



「へ?何でよ!?」



「平気そうじゃ「ぎゃあぁぁぁぁ!!!!」



ん?カノン…?



いきなり叫んで、どうしちゃったの?



それはルカも同じだったらしく、あたしの方をみていた。



「カノン…。ど、どうしたの?」



あたしがカノンに、問いかけた。



そしたらカノンは、大きな目をウルウルさせてこう言った。



「靴が脱げて、いきなり足元が冷たくなったから、叫んじゃっただけだよ…。はぁ、ビックリしたぁ…」



あのぉ、カノンさん。



「「そんなことで、いちいち叫ぶんじゃねぇ!!!!」」



見事に、ルカとそろった。



やっぱり、同じ気持ちだったのか。


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