ある世界での物語


「結局、素直だなー」




「ちがっ…私は…!」




「ねぇ、明梨。ちょっとだけマジメに俺の話聞いて?」




急に真剣なトーンで言われて思わず黙る




と、



「いい子」




そう言ってニッコリと笑った




「簡単に言うと、」




「………」




「明梨には、魔法使いになってほしい」




「………。え?」




「うん。そうだよね。意味わからないと思うけどなってほしい」




心の底から言おう。




…この人は何を言っている…?


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