ある世界での物語


いかにも怪しいその人から目を逸らして歩く




…関わったらめんどうなことになりそう。




だけど、




あの人、こっち向かってきてない…?




いや、気のせいだ…。





そう自分に言い聞かせてできるだけそっちを見ないようにする





…けど、




「………っ」




どうして、こうなって、しまった…?





冬だと言うのに止まらない冷や汗、




その理由は…





…どうしてこの人目の前にいるの…?!




「あ、あの…」




恐る恐る話しかけてみる




「何か、御用ですか…?」




頼むから、何でもないって言ってどっか行って…!




と、願いながら問う




すると、


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