社長には堕とされません



「貴方はバカですか!!!?」




川から上がると上司だということも忘れて怒鳴った




「こんな真冬に…いえ、夏でも危険な川に躊躇もなく入って行ってもし深みにでもはまって溺れたりしたら死んでしまいますよ!!!!?」




「だって古都ちゃんが指輪落としたって泣いてるから…」




「わ、私が泣いてたって放っておいたら良いんです社長が危険を犯して川に入る理由はないんですから!!!!」





「なんで?あるよ??

俺は古都ちゃんのことが好きなんだから
好きな子が泣いてたら慰めてあげたいし、助けてあげたいし、守ってあげたいし、何でもしてあげたいって気持ちになるよ?

例え99%指輪が見つからないってわかってても古都ちゃんが喜んでくれるなら俺は1%の可能性に賭けるよ?」



< 102 / 160 >

この作品をシェア

pagetop