社長には堕とされません
お粥を作ってタッパーに詰め、家の近くのスーパーでリンゴやオレンジなど新鮮な果物を購入して社長のマンションに向かって歩いていると
「大丈夫?」
「まぁなんとか…」
なんて喋りながら社長と有紗さんが仲良くエントランスから出てくる姿が目に入った。
2人の姿を見た瞬間なぜかズキっと胸が痛んだ
まだ風邪が治ってないからかな…
胸を左手で抑えていると
「あれ?古都ちゃん」
社長が私に気付いた。