社長には堕とされません
社長のためと思って作ったお粥はタッパーごとゴミ箱に捨ててフルーツは自分のロッカーに入れてタイムカードを押した
そして大量に溜まっているであろう仕事に手を付けるべくパソコンの電源を入れて
ディスクの上にある書類を手に取ると
「おはよー」
社長が少し遅れて出勤してきた
「おはようございます」
小走りで社長の元へと行き頭を下げた。
「古都ちゃん。今日はコーヒーじゃなくて紅茶入れてね」
「かしこまりました。」