社長には堕とされません
「しません。」
「そっか…じゃあこれは?」
古都ちゃんの肩に右手を乗せて腰を屈めて同じ目線に立った
「メガネは取ろうか?」
古都ちゃんのメガネを取ると
「……へ?」
可愛い声を出した古都ちゃんの唇に
─ちゅっ
優しくキスをして唇を離した
「古都ちゃんこれ…は………」
”これはドキドキする?“
って聞こうとして言葉を止めた
てっきりいつものクールな表情のままなのかと思ったら
顔を真っ赤にして目を何度もパチクリさせながら
「あっ…あのっ…あ」
口をパクパクさせて変な声を出している