社長には堕とされません



「……なお…ひ…とさん?」




そう言うと古都ちゃんはゆっくり目を開けた




「なおひとって誰ー?」




頬から顎に手を回して古都ちゃんの顔をグイッと引き寄せると



「ふぇ!?社長??え、あの…えっ…???」



パチッと目を開けた古都ちゃんは寝ぼけていたらしく目をパチクリさせた



「なおひとってその指輪をくれた相手?」




「なおひと??あれ、メガネ!!?私のメガネどこですか」


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