社長には堕とされません



「社長!?手首を怪我していらっしゃるのでは!?」



「このくらい大丈夫だよ

古都ちゃん送り届けてくるから今村はちょっと待ってて?」



俺の腕の中でスヤスヤと眠る古都ちゃんを抱き抱えてマンションの中へと入った



エレベーターに乗り3階のボタンを押してから



「あ、鍵」



鍵を持っていないことに気がついた



古都ちゃんのスーツのポケットを探ってみても見当たらない



─303号室。



古都ちゃんの部屋の前に着いて



部屋の明かりが付いていることに気が付いた



まさか彼氏と同棲してる??



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